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保護ツバメ達を放鳥したのですが…

うた♪そら♪
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8/15日の夜、バイト帰りの娘がツバメの雛を連れて帰ってきました。まだ所々赤い肌が見えている子でした。聞けば、屋根付き駐車場の中で巣ごと落ちていて昼間の3時くらいからそのままだったようです。親鳥が来る気配はなく、このまま放っておけないと思い持ち帰ったとの事でしたがまだ1羽首が曲がった状態だったが生きている子が居たと言うので、すぐに車でその屋根付き駐車場に向かいました。
2羽亡くなっている子が居て、首が曲がった子は生きていたので連れて帰りました。亡くなっていた子達は会社に持って行って埋めてあげました。そこから2羽のツバメ達のお世話が始まりました。
娘達が夏休みの間は頻繁に餌をやる事が出来ましたが、夏休みも終わり、私が仕事の合間をぬって家に帰り餌を与える日々が続きました。初めはバッタ、だんだんとツバメ達の好みもわかって来ていい餌場を見つけたりして、イチモンジセセリやトンボをとって帰る毎日でした。ネットで色々と調べてミルワームも栄養改良し、自分でついばむ練習や、ピンセットで挟んだミルワームをくるくる回してついばませる練習をしたりしました。
しかし、いくら試行錯誤しても人間が家の中でツバメにやってあげられる事には限界があり、放鳥なんて簡単に成功するものではない事も知りました。
首が曲がっていた子の首もいつしか普通になり、だいぶ飛べるようになった頃には9月半ばにさしかかっていた事もあってだんだんと焦ってきました。周りにツバメの姿もあまり見なくなってきたのもありました。放鳥して、すぐに仲間と合流できて「はい、良かったね」では終われない。しかし、私達一家は昼間家に居てこのままツバメ達のお世話をずっとできる者が誰も居ないし、まして何日もかけて放鳥訓練などしてあげる事が出来ないのです。どちらにせよ、”呼び戻し”の出来るように育っていないので訓練すら成り立たない状態でしたが。
本当に悩みました。そして、私達が出した結論は、せめてたくさん仲間の居る所に連れて行って放してあげよう…でした。あちこちツバメの居る所を調べまくり、野鳥に詳しい会に問い合わせたりねぐらになっていそうな所を下見に行きましたが、ねぐら入りの時刻やねぐら立ちの時刻に合わせて行っても数羽ちらほら飛んで、どこかに行ってしまう感じでした。そこで、自宅から300キロくらい離れた所ではありますが確実にツバメが万単位でねぐら入りする場所まで車で行き、ねぐら入りするツバメ達が沢山居る時に放鳥する事にしました。後部座席と運転席をネットで隔て、放し飼い状態にして目的地まで向かいました。途中、休憩も入れて餌も沢山食べさせてお腹いっぱいにしておきました。
ツバメのねぐらに着き、まだ1羽も飛んでくる気配はなかったのでかなり不安に。ツバメ達も猫用の持ち歩けるケージに入れていきましたがなんだか落ち着きがない様子。
そのうちあちらこちらから、ツバメが沢山飛んできました。こんな数のツバメが一体どこに居たの⁉って思うくらいの数でした。「放していい?」娘が言いました。「うん。」
2羽はぎこちなくパタパタと羽ばたき、ホバリングしながら華麗に舞う仲間の中に入って行きました。目で追っていたのですが、そのうちどれがうちのツバメ達かわからなくなりました。
そして、すべてのツバメがねぐら入りするまでその場に居ましたが2羽は戻って来る事はありませんでした。次の朝、ねぐら立ちの時間より少し前にねぐらに行きました。その時も2羽が居たのかはわかりませんでしたが戻っては来ませんでした。

これで良かったのか…わかりません。
約40日間ツバメ中心の生活をしてきたので、心にぽっかり穴が開いた感じになり、夜は涙が止まらないです。寂しいというよりも放鳥はしたけれど、この先生きていける可能性は限りなく低い事を色々調べたりして分かったからだと思います。


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コメント (8件)

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うた♪そら♪


みんみんさん あつしさん

コメントして下さり、ありがとうございます。

みんみんさん

そんな事があるんですね!
巣立ちしたツバメ達で、渡りまでの間集団ねぐらを作るのは外敵から身を守る意味もあるそうなので、きっとそんなふうにして仲間達で守り合っているんですね。
人間が思っているよりもずっと、野生の世界で生きている子達は強いのかもしれませんね。
最近は少しずつですが気持ちも落ち着いてきて、だいぶ涼しくなってきたから、もうあの子達は日本から南へ向かっているのかな?と考えたりしています。


あつしさん

本当に放鳥するまでは必死でした…。
そうなんですよね。ツバメは飛翔しながら生きた虫を捕食する鳥さんのようなので、それを知ってからさらに人間がしてあげられる限界に悩まされました。
1羽はピンセットでつまんだ虫を飛びながら食べに来るようになっていましたが、元々首が曲がっていた子はなかなか自分から向かって来る様子が見られず、田んぼでスイスイと低空飛行しながら虫を捕っているツバメを見ながら、”果たしてあの子達にこれが出来るようになるんだろうか…?”と心配になりました。
たくさんの仲間の中で、どうかうまく生きていってくれますようにと今は願う事しか出来ませんが、ツバメ達と過ごした今年の夏は私達にとって忘れる事の出来ない夏になりました。

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投稿ID: Lkx6wTfGYHDc1LUH00KF+A

あつし

すごい方だなと大変感心しながら読ませていただきました。
ちゃんと育てて、仲間達の居るところまではるばる連れて行くなんてなかなか出来ないことだと思います。

かなりお調べになって、もうご存じだとは思いますが、穀物や雑食性のスズメなどとちがい、虫食性のツバメは餌の確保がかなり難しく、仮に虫を人間が捕まえて食べさせてもどうしても偏ってしまい栄養失調になってしまいます。

なのでベストな対応をなさったのではないでしょうか。
そしてとても優しい家族に育ててもらって、そのツバメたちも良かったと思います。
素晴らしい体験をなさったと思います。

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投稿ID: aXrwevNFjqlTzuMoimji+Q

Devilish angel

こんにちは。
うた♪そら♪さんは、偉いと思います。
野鳥を育てるのは本当に大変だし
なかなか出来る事ではないと思います。うた♪そら♪さんのように優しい人がいてツバメさん、良かったです。
私の家のほうもツバメが飛んできます。
鷹っぽい鳥が一羽のツバメを狙っていったら仲間のツバメ達がたくさんで助けにいったのを見ました。
たまらんと鷹らしき鳥は逃げていきました。
ツバメの仲間意識にびっくりしました。
なので、きっとうた♪そら♪さんのツバメ達も大丈夫だと信じていますp(^-^)q

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投稿ID: sPXcpT7cIc6DDdvVjxg8Cw

うた♪そら♪

Rさんこんばんは!コメントありがとうございます。

>それがなによりもツバメちゃんの幸せに繋がる事だから。

そう言っていただけて ”これで良かったんだ” と思う気持ちになれた気がします。元々は野生のツバメなのだから帰るべき所に帰っただけであって、私達はそのサポートを少ししただけですものね。

でもやはり何日か一緒に過ごしてしまうと情も移ってしまうんですよね。2羽のうち1羽は朝のさえずりがとても上手だったからきっと男の子で、ツバメさんはさえずりが上手な男の子だとモテるらしいから今頃モテモテだよね。とか、もう1羽はさえずりはしなかったから女の子なのかな?時々聞かせてくれる声がすごくキレイだったから男の子のツバメさん寄ってきちゃうかな⁉
なんて勝手な想像したりしています。

鳥さんのお世話をしたのは初めてだったのでただの想像にしかすぎませんが、心配で辛い…居なくなって寂しい…ではなく、こんな想像を何気なくしながらあの子達と過ごした日々を 時々思い出して空を見上げながら穏やかな気持でいたら、あの子達も幸せでいられるんじゃないかと思えました。



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退会ユーザー

こんにちは!

娘さんをはじめ、うた♪そら♪さんもお優しいココロの持主ですね。
なかなかそこまで面倒を見ることは出来ないと思います。
自然界で生き抜く鳥さんを手元で育てるのはほんとに大変な事だと思うからです。

放鳥しようと決めたこと、とても勇気のいることと思います。
餌をあげたりしてると親心が出てしまい、お別れが寂しくなると思います。
でもツバメの仲間たちがいるところまで連れて行った事、間違っていないと思います。とても立派な行為だと私は思います。
それがなによりもツバメちゃんの幸せに繋がる事だから。

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うた♪そら♪


きまさん ちゃぴさん

気持ちの整理のつかないまま、独り言のように書き綴ってしまったトピックにコメントをしていただき、ありがとうございます。

きまさん…健康な野鳥でも長く生きていくのは本当に大変だと私も思います。本来なら巣ごと落ちて放置されていただけで今頃は無かった命。一度でも大空を飛ぶ事が出来たんだから、きまさんのおっしゃるように、あの子達を信じて来年また暖かくなってきた頃に会えるんだと少しでも気持ちを切り替えられたらと思いました。

ちゃぴさん…”いちばん可能性のある状況で放された” そう言っていただけて、少し気持ちが楽になってきました。私たちに出来る限界だったけれど、最大限の手は尽くしたと。だからきっと大丈夫だと希望を持ちたいです。

放鳥した時にたまたま近くにいたねぐら調査の方も、「今飛んでいるツバメ達はみんな今年生まれた2番子達だけど、ねぐら立ちの時に寝坊してるツバメが居ると戻って起こしに行くんだよ。」って話してくれました。実際ねぐら立ちを見に行った次の朝に、一度ねぐらを出て行ったであろうツバメ達が何羽かまたねぐらに戻る様子が見られました。餌の取り方も子ツバメ達で教え合う事もあると聞き、世話焼きツバメさんに面倒を見てもらえている事を願うばかりです。

先週の今頃は、ねぐらのあるところに車で向かっている頃でした。
次の日帰ってきてから、もう誰もいなくなったツバメ達専用にしていた部屋を見てかなり辛くて、しばらく片付けられなかったのですが、今日で片付けもほぼ終わりました。私もツバメ達と同じように前に進まなきゃと思います。

今まで犬や猫しか家族として迎え入れた事がなかったのですが、ツバメ達のお世話をしてみて、鳥さんて近くで見ると本当にカワイイ顔をしてるんだな〜と思いました。かなりハマりました。
最近は空ばかり見上げているので、職場の仲間にも不思議がられています。

またあの子達に来年会えたらいいな。

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投稿ID: t4XUKcd8Y7hBQkFVi62WsQ

ちゃぴ

そこまで手を尽くして、なかなかできないことをされましたね。すごいです。
野鳥は基本的に自然の中で生きるのがベストであると
私も思います。
生き延びる確率は数字的には低くても
それでもいちばん可能性のある状況で放されたと。
希望を持ちましょう。
きっとたくさんの仲間と一緒に生きてくれます。
来年の春、戻ってくるツバメたちの中に、その子たちがいるかもしれませんよ。

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きま

 
うた♪そら♪ さん

二羽のツバメさんの命を救ったのですね。
そしてお世話も頑張られたのですね。

うた♪そら♪ さんが鳥さんを愛しむお気持ちよく分かります。
以前カラスを保護された方の話を聞いたことがあります。
私も何十年も前ですが子供の頃、野鳥の雛を連れて帰って来たことがあります。

弱っている鳥さんを見ると心配で心配で放っておけないですね。
辛い気持ちにもなりますね。


>これで良かったのか…わかりません。

飼うことを目的にすると色々な手続きもあるようですし、
やはり元々野生の鳥さんなので野生に返すことができれば、
それば1番なのではないかと、私は思います。

ツバメさんなどの野鳥とインコなどの飼い鳥は食べ物や生活環境など違うことが沢山ありますからね。
難しいことやよく分からないことが多い中で立派に成長するまで育てられたと思いますよ。

健康な野鳥でも自然界で長生きすることはとても難しいことだと思います。

大切に育てたあの子達が今どうしているかとても気になると思いますが、
きっと元気に生きてくれて、命の恩人であるうた♪そら♪ さんに感謝していると思います。信じてあげて下さいね。
 

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