小さいぬいぐるみの鳥さんと母が群れの仲間でした。母から教わった言葉を一生懸命おしえてあげて、差から落ちたらなんとか拾えないか、寒いでしょとお布団を掛けに行ってあげたり。私たちが疲れていたら一生懸命寝かしつけてくれるんです。服やブランケットに潜るのが大好きで、母のお尻のところにぐりぐりしてはうふふふと笑って、わたしたちを笑わせてくれる。
とても走るのが早くて机の下で追いかけっこをよくしました。仕舞われるのを察知すると飛ばずに走って逃げるんです。踏んでしまわないかとひやひやしていました。とても、とても気をつけていたのに。
いちごやフルーツが大好きで、でも食べるのはへたっぴで。口の周りや背中まで真っ赤にして食べていました。

帰ってきて、空っぽのカゴを見て、涙が止まりません。

御二方の胸の痛み、御見舞申し上げます。
また、小鳥ちゃんのお悔やみ、無事に虹の橋を渡れたことをお祈り申し上げます。
私も、１０年前に元気な小桜ちゃんの突然死に呆然とし、悲しんだことを思い出しました。
「何でだろう、私のせいだ。」といつも思っていました。
その後も、拾った鳥を育て、飼育放棄された鳥をお世話し、里子ちゃんと出会い暮らす中で、何となく気付いたことがあります。
長生きする運命の魂は、どんなに大病をしても復活すること。
短い時間しか共に暮らせない運命の子は、どんなに元気でもある日突然去ること。
出逢いと別れは繰り返し繋がっていること。
毎日の喜びに幸せを感じていた分、悲しみも大きいと思います。
小鳥ちゃんが分け与えてくれた幸せの分、きちんと生きて返してあげてください。
命の大切さを教えてくれた小桜ちゃんのために、私は今、お手伝い出来る範囲で里子ちゃんと暮らしています。
亡くしてしまった命の分、救える命をお世話しています。
悲しみは深く辛いものですね。
その中にいても、どうか、小鳥ちゃんの天国への旅立ちと御冥福を祈ってあげてください。
最後にもう一度、チノちゃんの魂の安らぎと御冥福をお祈りいたします。