ちび姫さん
ちび姫さんが経験された辛い出来事は、鳥の飼育者の中で多くの方が経験された事かと思います。私もその一人です。お医者さんなのにどうして治してくれないのだろうと当時はすごく悲しかったです。でも後々になって私はとても見当違いな事をしていたのだとわかりました。

ちび姫さんはお子さんをお持ちですからわかると思いますが、お子さんの病気は普通の内科ではなく小児科に行かれた方が専門的に診てもらえて適切な治療が望めますよね。でも最近は残念な事に小児科が少なくて、地域によってお子さんが病気になった時にとても困るという人もいますよね。でも普通に内科の病院でも一生懸命治療してくれますよね。鳥も同じです。

動物病院と言っても何を専門にしているかで病院によって望める治療に限りがあります。特に鳥は学校では教えている所が少なく、獣医さん達はみなさん独学で勉強しているので、専門的に鳥を診れる病院は少ない現状です。ただ、動物一般を診ている病院でも少しは鳥も診れるので、患者が来たら自分の出来る限りをつくして治療しようとされる獣医さんもおります。専門的に診れなくても医者として最善をつくされているのです。残念な事に中には志が低い方もおりますが。ちび姫さんは今まで行った病院は鳥専門病院ではなかったのだと思います。鳥を診ますとなっていても専門知識があるとは限りません。獣医さんもそれなりに手はつくしてくれたかもしれませんし、そうじゃなかったかもしれません。言ってみればちび姫さんが風邪を引いたお子さんを眼科で治療してもらっていたようなものです。だから人間的に良い先生だとしても適切な治療は望めない病院だったのかもしれません。このような事にならないよう、ことりさんが言われるように愛鳥のために病気になる前に良い病院を探しておくのも飼い主の勤めだと私は思っております。

ですが、残念な事に全国的には鳥専門病院というものは圧倒的に数が少ない現状です。地域によっては皆無と言ってもいいかもしれません。もしかしたらちび姫さんのお住まいもそういった地域かもしれませんね。中には新幹線を使って通うという強者もいますが、全ての人がそういった事ができるわけでもありませんよね。だから病院に行けと言われても行けないというちび姫さんのお気持ちもよくわかります。私など全国的にトップクラスと呼ばれる鳥専門医に片道３０分〜２時間の間で選び放題の地域なので、病院に苦労されている方に申し訳ないと思ってしまいます。

だからネットで薬を購入してご自宅で治したいという気持ちになるのもわかります。ただここで注意していただきたいのが、鳥の専門知識が無いだけで動物医療の知識がある獣医師ができなかった事が、一般素人が出来る分けない。という事です。
治療は顕微鏡を購入してチェックできて、薬をあげればいいというものではありません。顕微鏡学というものに基づいて、病原体を正しく発見し、それを撲滅するための薬の量や投薬期間といったものを病状の経過を診つつ判断するなど素人ができるでしょうか？できませんよね。もし、ご自分でしたいというのでしたら、獣医師にならなくてもいいので専門学校に通って知識を身につけてからにしましょうとしか言えません。このように辛口に言うのには、「素人が専門知識無く薬を扱う怖さ」を知ってほしいからです。

ことりさんが書かれているように、目が赤いという症状でも感染症による呼吸器系疾患かもしれませんし、内部寄生虫疾患によるものかもしれませんし、感染症も２次的なもので内蔵疾患を隠し持っているのかもしれません。その症状が何から来ているかによって与える薬が違います。では間違った薬を与えたらどうなるか想像つきますか？病気が治らないだけではなく、その薬による薬害もあるのです。言ってみれば薬をあげたがために悪化させる事もあるのですよ。

もしたまたま症状と薬を正しく見分けらて与えたとしても、どれくらいの期間投薬すれば良いかなどわかりますか？投薬期間というのも治療には重要なのですよ。薬によっては与え方を間違えると病原体に耐性を与え、元々は治るものだったのに治らない病気に人が作ってしまう事もあるのです。例えば少し前に人でも結核菌が問題になっていましたが、ご存知でしょうか？昔は不治の病で、発病すれば完治するまで隔離されて徹底的に投薬されていました。が近年では良い薬もできて怖い病気では無くなりました。そのためか、医者が薬を最後まできちんと飲んでと処方したのに、「もう症状も出ないし大丈夫だよね」と患者が勝手な判断で薬を飲まなかったために結核菌が薬に耐性を持ち、もう薬が効かなくなってしまったものが、その人を中心に感染を広げてしまうとどうなるかわかりますか？ちゃんと治療をしていた人まで、その耐性菌になった結核をもらったら、自分のせいでは無いのになかなか治らない病気としてつきあっていかなくちゃならないのですよ。それと同じように知識も無いのに（知識がある人はまだいいと思います）勝手に薬を与える人が鳥の一般飼育者にもいて、トリコモナスの一部には耐性菌になっているものもいるそうですよ。自分一人の問題だけでなく、鳥飼育者全体の問題に発展してしまうのです。こういった事も考えて、もしご自分で治療したいというなら専門知識を身につけてからにしてください。

あとは考え方次第ですが。治療をするという考えは捨てる。これは病院に恵まれていない地域の方には選択するしか無い現状かと思います。薬を与えて治療するのではなく、悪化させないよう、ことりさんが書かれているように保温をして何とか自己の免疫力で回復するのを祈るしかありません。
その手助けとしてビタミン剤を投与するくらいはできるかと思います。こういったサプリメントも必ず鳥専門ショップで相談して良いものをお求めください。（中には成分が怪しいものもあります）

また獣医さんがする科学的療法で完治できないと診断された場合に最後の選択肢として頼る場合もある、ホリスティックという考えもあります。私も以前治療法も無いし完治も望めないと言われた病気の子に考えた事があります。
こちらは一応自然療法と呼ばれますが、科学的療法と違い、サプリメントを用いて自己の免疫力を高め自然治癒を目指すものです。サプリメント。健康補助食品みたいなものですので薬では無いので薬害など起こりにくいですが、やはり専門知識が無いとビタミンなどミネラルの過剰症を引き起こすので、専門スタッフに相談しながらのものが良いです。中にはまゆつばものだと言う方もいるでしょう。ですが、これしか頼るものが無いとなった場合は考え方次第でこういった方法を試すのもありかと思います。

ですが、このサプリメントを与えたから治療できる→完治するという考えではありませんので、それだけはご理解ください。あくまで自然治癒力を高めていくものだとお考えください。
このホリスティックは色々なものがあり、中には悪質業者もあるのできちんとした団体のものを選び、そこで専門スタッフさんに相談しつつ適切なサプリメントを出してもらうというのであれば、通販でもできたはずです。

こういった医療の問題はとりっちでは私のような素人の回答になってしまい適切では無いので、専門家が答えてくれるサービス「JustAnswer」に相談されてはどうでしょうか？
http://www.justanswer.jp/birds/?r=ppc

●一応私が以前教えてもらったホリステックのサイトです
http://www.azmira-japan.co.jp/info/hori.html

長々とすみません。ちび姫さんが納得できる方法が見つかるといいですね

ちび姫さん

これまで病院で良い経験がなくて、トラウマになっている気持ちはよく分かります。

でも、やはり“餅屋は餅屋”。
私達のレベルでは分からないこともあります。
それに、薬は市販薬よりもちゃんと処方して貰った方が本来は効果があります。

同じ「獣医」でも、小鳥をちゃんと「診る」ことができる先生を探して見られてはどうでしょう？
ここのサイトにも県名などで獣医さんを探すことも可能だし、○○県の近くに良い専門病院ありますか？と問いかけてみられるのも１つの方法かと思います。
愛鳥家さんが多くいらっしゃいますから、きっとみんなアドバイスしてくれますよ。

小鳥さんは調子が悪くなるとあっと言う間にどんどん病状が進行することがありますから、なるべく早めに対処してあげてください。
特にこれからＧＷに入りますからね。

色々アドバイスをいただき ありがとうございます。今まで病院に行き、病院で窒息死さされたり違う病院にも色々行きましたが、全員死んでしまいました、だからトラウマになり、自宅で治すって思ってしまいます。

追伸

ちび姫さん

鳥さんの体調が悪いときの「保温」について記すのを
忘れていました。

どうか、保温をしてあげてください。
明らかに調子が悪そうな時に暖かいからと外に出して、外気にあてるのはお勧めしません。

やり方は、サイト内の検索で「セキセイインコ　保温」と
入れるだけでもかなり出てきますので、一番良い方法を
とってあげてくださいね。

早く良くなりますように！

ちび姫さん

こんにちは。

病院を信用していない、という事ですが
こちらのサイトでみなさんから良い病院・先生を教えて貰って、ちゃんとドクターに診て貰う事が一番良いかと思います。

＞どんな病気が考えられますか？

とここで問われても、実際に診ることも出来ないし、何よりここに集う多くの人は「愛鳥家」であり、ドクターではないので、「診断」はできません。

恐らく…とか、たぶん…とかいう話のレベルです。
目が赤い…というだけであれば、結膜炎などが考えられますが、その結膜炎が結膜炎単体で起こっているのか、もしくは副鼻膣炎等の他の症状の１つとして起こっているのか判断できかねます。もしかしたら、他の病気で起きているのかもしれませんし。

寒そうに丸くなっている、というのであれば、セキセイさんにとってはかなり“調子が悪い”状態が伺えます。
悪いことは言いません。
「鳥専門」の病院へ連れて行ってあげて下さい。
その子も為にも早めに。