昔はクリッピングして手乗りにするというのが常識でした。が、今は小型はクリッピングすると事故による怪我が多いので、中型や大型の本では一般的だと思いますが、小型の飼育書では最近のものはクリッピングをしないように書かれているものの方が多いですよ。
ただ、ショップでは慣れさせるために小型でもけっこうクリッピングしちゃってますよね。

羽を切ってしまっても、換羽が来てその羽が抜ければまた新しい羽は生えてきますよね。だから理論的には羽が生えればまた飛べるようになります。

しかし雛の時からクリッピングして、一度も飛ぶことをさせないと、飛ぶ技術も身についていませんし、飛ぶ事をしていないと胸の筋肉が鍛えられず落ちてしまうので、羽が生えて飛べるようになったとしても、筋力が落ちていれば飛べないです。飛べないから飛ばない。としていればもっと筋力が落ちて結局飛べない個体になってしまいます。

雛の時にクリッピングされた個体はその羽の換羽を待っていると半年くらい先になるかもしれませんので、羽軸から抜いて強制的に換羽させれば１ヶ月くらいで生えそろうかと思います（個体によりますが）その後はその個体の筋肉の落ち方によりますが（栄養状態などで変わりますから）、クリッピングされて飛べない期間が短い健康な個体であれば、さほど筋肉も落ちていないのでわりとすぐに飛べるようになると思います。