はじめまして。なっちと申します。

小鳥の飼育有無に限らず、人間の通常の生活の中でも、ダニは目に見える大きさのものから、ハウスダストの中に潜む微細なものまで様々な種類が居ます。
人間でも、ダニによるアレルギー症状がよく注目されますが、トリでもそれは同じです。

人間のアレルギーと一概に同じとは言えないのですが、イメージまでにお話させていただくと、ホコリっぽいところで生活しているヒトでもアレルギーが無かったり、また、清潔に見えても、少しでも原因物質があるとアレルギーになったりするヒトが居ます。
トリの場合も同じで、アレルギー症状を持っているコ、抵抗力の弱ったコだと、なんらかの症状を発症します。

ダニによるトリの病気で一番多いのは「疥癬」です。抵抗力の弱いトリがコレに感染すると、クチバシや目の周りなど、弱い皮膚の部分に最初ダニが寄生するため、皮膚やクチバシなどが変形し、獣医師が一目みただけで、すぐに判断がつきます。
基本的な治療はダニを駆除するための患部への塗り薬と、抵抗力を強めるための、ビタミン剤の投与です。
ヒドイ場合には、薬品溶液内での薬浴をして治療する個体も居ます。

通常の飼育でのダニ対策は、ケージの掃除をマメに行うことで、十分ですよ。
気になるようならば、ケージやパーツ、飼育用品の日光による紫外線消毒、熱湯による高温消毒がおすすめです。
トリの飼育の場合、殺虫成分はトリにとって有害なものが多いため、薬品消毒はおすすめしません。

尚、良く羽繕いするのは、元気な証拠！
安心しても良いですヨ！