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オカメインコのパウダーフードについて

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他のトピにてレスした事ですが
一部メーカー品を私がオカメインコに適していないと発言したという誤解が
広がらなようにするためトピ立てしました
なお、こちらは素人がまとめたものですので鵜呑みにはせず参考までに留め
フード購入時には必ず獣医師、ショップ、ブリーダーなど専門家に相談の上
お求め下さい


まず海外メーカーの「ラウディブッシュ社」は
獣医師でもあるトム・ラウディーブッシュ氏が30年以上にわたる
科学的及び実践的経験に基づいてフードを開発しています
カリフォルニア大学デイヴィス校でこのバードフード開発目的のため
多数のオカメインコとキソデボウシインコが飼育されています
つまり、大雑把に言えば小型〜中型インコのフードはオカメインコのデータが元になっています
こちらのフード成分は【ラウディブッシュ】フォーミュラー3/たんぱく質21.0%・脂肪分7.0%です

そして鳥種ごとにフードを開発していた「ドクターマック社」は
動物園勤務の経験を生かし、鳥の栄養についての講演をしていたデブラ・マクドナルド氏が
自らの経験と知識を生かして科学的根拠に基づいたフードを開発していました
残念ながら2009年オーストラリア森林火災により
工場含む本社等が全て消失し再建不能となったメーカーです
こちらはヨウム用、セキセイ用、オカメ用、ローリー、ロリキート用、コンゴウインコ用と
各種鳥種に合わせたフードを開発していたのが特徴でした
オカメ用のペレットはオカメに多くみられる腎臓疾患を最低限に抑えるように成分配合されていました
こちらのフード成分は【ドクターマック】ハンド・レアリング/たんぱく質19%・脂肪分8%です

この2社が特にオカメに特化していたデータだと言える根拠がありましたので私はこのデータを参考にしました
これから比べると国内産
【黒瀬ペットフード社】ネオフードハンドフィーディング/たんぱく質24.2%・脂肪分5.4%
は、メーカーさんが言われるように低脂肪ですが
他より高たんぱくにする事で他メーカー同様に総合栄養食になってます

フードの総カロリーは、どのメーカーも雛に必要な栄養を満たしていると考えていますので
そういった意味ではどのフードも一般的にはオカメインコ用にできていると思ってます
ですが個体による体質等で脂肪とたんぱく質の各必要量が違ってくるので
そこを見ていただきたいため各メーカーの脂肪とたんぱくの含有量を比較しました

どちらも同様に総合栄養食なのに低脂肪フードに注意した理由は
ラウディブッシュ社のペレット
ブリーダータイプとハイエネルギーブリーダータイプが誕生した背景にあります
ラウディの通常食ペレット、メンテナンス/たんぱく質11%・脂肪分8%です
繁殖期の親鳥のためと、雛のために開発されたペレットがブリーダータイプ
ブリーダータイプ/たんぱく質20%・脂肪分3%です

ラウディ社は黒瀬社同様に繁殖期の親と雛には高たんぱく低脂肪なフードが良いとしましたが
実際繁殖をする飼育家から低脂肪では雛の体格が大きくならないので
もっと高エネルギー食が必要と要望があったため
ハイエネルギーブリーダータイプ/たんぱく質19%・脂肪分7% が開発されました
つまり、メーカーでは低脂肪高たんぱく食を最適としていたけれど
実際利用する現場では高エネルギー食が求められたのです
こういった歴史もふまえて、全てのオカメインコに低脂肪のものが良いとは言えない根拠としました

ですが、ここで考えてほしいのが個体による骨格の違いです
ラウディ社もDrマック社も100gクラスがバンバンいた時代の海外メーカーのデータです

しかし近年の日本のオカメは小型化していると言われてます
そして肥満が問題になっています(肥満はオカメに限りません)
黒瀬ペットフード社は日本の獣医師の様々な意見を聞いて要望を取り入れフードを開発したと聞きます
実際私は販売前に病院で試供品をもらって説明も受けました
そこで感じた事ですが
こちらのフードは今の日本の現状を一番取り入れているという事です
人の場合ですが脂肪を蓄積する肥満細胞は子供の頃の食事により数が決まると言われてます
子供の頃多くの脂肪を摂取すると脂肪細胞の数が増えます
脂肪細胞1つが蓄える脂肪量は同じですから、脂肪細胞の数が多い人は少ない人より太りやすいと言えます
これから考えるとラウディ社のパウダーを70gクラスの個体が食べると
脂肪量が多過ぎて脂肪細胞が多くなる恐れがあります
そうなると将来的に太りやすい個体に育ち肥満に陥りやすいと言えます
黒瀬社が低脂肪にこだわっているのはパウダーの時から太りにくい身体作りを目指しているからだと思います

骨格の他に気を付けたいのは体質です
内臓疾患は人もそうですが、生活習慣により発症するケースが多く雛のうちはあまり関係ないように思えます
しかし先天的に内臓の機能が弱い個体も中にはいます
腎臓機能が弱いとたんぱく質の吸収と分解に弊害が出ます
たんぱく質が吸収できない個体は高たんぱく食が適していますが
分解できない子は高たんぱく食では下痢や多尿を起こす事があります
パウダーフードを与えていると水分も含まれているので素人では判断難しくなりますが
水分適正量で与えたはずなのに、高たんぱく食に変えたら異常に水分の多い糞をする、下痢になる
という場合は、腎臓機能が弱い子かもしれないので病院で診察を受け
投薬も場合により必要になるかと思います

脂肪肝というように、肝臓機能の弱い個体に脂肪分が高めのフードを与えると具合が悪くなる事も考えられます
肝臓機能の低下でも高たんぱく食では負担になります
感染症でも無いのにさし餌を食べない場合は、こういった内臓疾患が疑われるので
病院できちんとした検査と診断、投薬が必要になります

*一般的に市販されているフードの特徴まとめ
【ラウディブッシュ】フォーミュラー3
たんぱく質21.0%・脂肪分7.0%
ブリーダーさんによると身体を大きくするには適していますが
胃腸の弱い個体だと食滞になりやすい
(以前食滞になりにくいオプティマムがあったのですが廃盤になったのかな?)
様々な病気に合わせた処方食フードを開発しているメーカーのため
この味にならしておくと病気の時のパウダーやペレットに切り替えやすい

【ケイティー社】エグザクト ハンドフィーディングフォーミュラ ベービーバード
【ズプリーム社】エンブレース
たんぱく質22.0%・脂肪分9.0%。どちらも食滞になりにくいと言われています
ズプリーム社の通常食ペレットはサクサクとした食感でわりとオカメに人気ですので
将来ペレット食にしたいならこちらのパウダーで育てると切り替えやすい
通常食の海外ペレットの中では一番脂肪分が低いので、こちらも肥満になりやすい個体向き(ペレットが)
脂肪が他メーカーより若干高いので先天的に肝臓機能の弱い個体には症状によりおすすめできない

【黒瀬ペットフード社】ネオフードハンドフィーディング
たんぱく質24.2%・脂肪分5.4%
国内産なので色々な意味で安心です
低脂肪高たんぱくなので肥満になりにくい身体に成長しやすい
骨格の小さい個体に特におすすめ
骨格の大きい将来100gクラスにはおすすめできない
高たんぱくなので先天的に腎臓や肝臓の機能が弱い個体には症状によりおすすめできない

各メーカーのパウダーは個体によって良い面と合わない面があるので
個体の体格や体質を専門家に見極めてもらい、合ったフードを選んで下さい

*病気の場合
感染症や内臓疾患等の場合、状態によって病院だけで入手できる処方食パウダーが良い場合があります
診察の時に特に何も言われなければ処方食に変える必要はありませんが
処方食は他フードより高いので、病院によっては重篤な状態になるまでは特におすすめしない事もあります
処方食に切り替えた方が良いか相談すれば
今すぐ切り替えなくても処方食の方が負担が少ないのであれば
飼い主さんが希望をすれば
病気の症状に合わせて獣医さんが処方してくれます

【ラウディブッシュ】フォーミュラーAA
重態の鳥のためのパウダーフード。状態が悪く少量しか食べなくてもエネルギーが補える
消化吸収しやすくできているフード
たんぱく質15%・脂肪分3%

【ラウディブッシュ】フォーミュラーAI
腸炎の鳥のためのパウダーフード。腸炎でも消化吸収しやすいようにできているフード
たんぱく質15%・脂肪分2%

【ハリソン】ジュビナイルフォーミュラ
雛、病鳥用パウダーフード。特に高エネルギーが必要な個体向け
たんぱく質18%・脂肪分11%

ざっとですがまとめたものです
こちらはオカメインコの場合ですので他の鳥種は当てはまらない場合もあります
今回は別トピで誤解が生じる書き込みをしたためその補足としてトピ立ていたしました
本来オカメインコの餌についてのトピに書き込む方が良いと思いますが
他のトピのご迷惑になるため独立させました。ご了承下さい
素人が本来こういった場でこのようなことを書くべきでは無いと思うので
暫くしたら消したいと思うのですが
以前の私の発言が一人歩きし、あるメーカーさんの迷惑にならないよう
この内容は間違いがあるかもしれませんがこのまま残しておこうかと思います

※パウダーフードは私が把握しているもののみ紹介しています
これ以外のものは成分や特徴などを専門家に聞いて下さい
どのパウダーもご使用は専門家の指示に従って下さい

※10/11修正しました

こちらのトピは今後
できれば皆様のオカメちゃんが好きだったパウダーフードは何とか
食いつきが良かったパウダーフードを紹介し合うトピとして使っていただければと思います
またこんな病気や症状の時にこのパウダーフードを勧められたという事も
今後の参考になりますので
そういった経験を書き込みいただければと思います

/書き込み例/
・うちのオカメちゃんが好きだったパウダーフード
商品名、雛なのか成鳥なのか、わかればその当時の体重と現在の体重

・病気の時に勧められたパウダーフード
商品名、雛なのか成鳥なのか、どんな症状だったか、わかれば病名

ろむえす

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コメント (1件)

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※10/11修正しました

・雛に好きだったフードというのではなく将来的に考え使いました
ラウディブッシュ フォーミュラー3
病気が多かったので処方食にスムーズに移行できるように考え使いました
1羽そのう炎になった時は食滞にならないようさし餌後にそのうマッサージをしました
その子は現在90gくらいです

・病気の時に勧められたもの
ラウディブッシュ フォーミュラーAA
成鳥で100g近い子が急性肝炎の疑いで食べなくなった時に使いました
昔の経験で自分から獣医さんに相談して処方していただきました
症状が軽くなってからフォーミュラ3も使いました

ろむえす

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