P-tan様　詳しい回答をありがとうございました。
ぴーたんくんの、オッドアイ！かっこいいですね。

はじめに私がアップした写真の精度が悪く（目の写真の重要性に気づいておらず）、左右の光彩に違いがあるように誤解させてしまいましたが、アワ太郎の両目は、両方とも灰色の光彩があります。
いつ、梵天セキセイさんのような迫力のある目に成長するのかな〜と、しょっちゅう彼の目玉観察をしていたのですが（笑）淵がちょこんと灰色のこの状態で成長が止まったらしいです。
目の写真が不正確だったため、お手間を取らせてしまい、すみませんでした。しかしそのおかげで、隱れハルクインの詳しい解説をお聞きできたので、うれしく思います！

Dominant pied、Opaline、Yellowfaceのそれぞれのお話が聞けて、アワ太郎が左右非対称の羽柄でも心配がない、という根拠も知ることができ安心しました。知識って本当に大切ですね。P-tan様すばらしいです！

余談ですが、夫がアワ太郎の羽色のことを「ソラインコ」と造語で呼びます。お腹の模様が青空に雲を浮かべたような色だからです。今回の解説で【遺伝の観点から見ると、「青い体に白い班(pied)がある」という見方】という部分を読ませて頂いて、妙にしっくりきました。自然のように空ありきで、雲が浮かんでいるのですねセキセイの羽柄は。素敵ですね。

お喋り練習はいくつか分けました。「シングルファクタードミナントパイド♪」の発音がお気に入りらしく、飼主の口元をガン見！お喋り練習中ずっとワキワキしていました！そして、飼主が口を止めると、唇に噛みつきます。５分くらいノンストップでセリフを言い続けるはめになりました（笑）

我が家のセキセイインコの種類を教えて頂きましてありがとうございました。

最後にyellowfaceですが、これにはタイプ1、タイプ2、ゴールデンフェースの3種類があります。
これらの遺伝子は、原種の緑と黄色の体色から黄色を抜いて青と白にする、白・青系の遺伝子と同じように、黄色を薄める働きをします。白・青系、タイプ1、タイプ2、ゴールデンフェースの順で、黄色の抜き方、薄め方が違います。白・青系は完全に黄色を抜き、golden face はかなり黄色みが残ります。

http://www.cutelittlebirdiesaviary.com/yellowface-i-yellowface-ii-and-goldenface.html

顔への黄色の出方はタイプ1かタイプ2か、判別しかねる感じですが、胸に少しだけ黄色が出ているみたいなので、タイプ2のダブルファクターかな？と思います。
仮にそうだとすれば、
yellowface type 2 (double factor) となります。

そういうわけで、全部を合わせると、

yellowface type2 (double factor) opaline dominant pied (single factor), crested / split for recessive pied
ダブルファクタータイプ2イエローフェース・オパーリン・シングルファクタードミナントパイド、梵天、ハルクインスプリット
がアワくんの品種でしょう。
さすがのアワくんも、覚えきれないかも。

もうお気づきでしょうが、私、セキセイの品種を分析するのが大好きです(笑

続きです。opaline。
Dominant pied と一緒にopaline が遺伝していますので、
Opaline 遺伝子の風切羽に対する影響はdominant pied の風切羽を白くする遺伝子で無効になっています。
Opalineの遺伝の影響のうち、頭と背中の縞模様を少なくするor消す効果と、白い翼を青くする効果のみが表に出ています。

http://www.cutelittlebirdiesaviary.com/dominant-pied-single-factor-budgies.html
一番上、右の写真はopaline ではないsingle factor dominant pied。
背中と後頭部に縞模様があります。
グレイの鳥なのでわかりづらいですが、4列目右は、opaline dominant pied (single factor)です。
背中にopaline特有のV字が見えますし、翼にグレイの色がのっています。

そういうわけで、翼の黒い模様の下地が青いアワくんは opaline なのです。

梵天はcrested と言います。梵天の遺伝はよくわかりません。
私自身がよくわかっていないだけでなく、ブリーダーの皆さんも掴みきっていないようです。

アサさん、こんばんは。明日と言いつつ、明後日になり、申し訳ないです。

実はイエローフェース・オパーリン・ドミナントパイドというのは略称のようなもので、詳しい名称はもっと長くなります。

私の理解している範囲で、ということで、まずdominant pied から説明します。
(オーストラリアン・パイドとかコンチネンタルとか、色々な用語がありますが、dominant, recessive, clearflight で統一させてください。)
アワくんの体を見ると、「白い地色に青がのっている」ように感じますが、遺伝の観点から見ると、「青い体に白い班(pied)がある」という見方になります。
白・青系のセキセイの場合、頭=白、体=青、翼=白 というのが基本色。青い体に白い斑を生じさせるのがpied の遺伝子です。
白・青系の場合ですが、Pied には、
風切羽を白くするclearflight pied、
胸などの体の上の方を白くするrecessive pied(ハルクイン)、
お腹にバンドのような白い部分を作ったり、下半身を白くしたりするdominant pied があります。
dominant pied は後頭部に白斑を作り、肩や翼の縁の部分、風切羽も白くします。白の出方はかなり不規則です。

dominant pied は不完全優性遺伝なので、遺伝子が1個だけか、2個あるかで、外見が変わります。dominant pied は白い班を作る遺伝子ですので、この遺伝子を2個持っている (double factor)の方が1個だけ(single factor)より、基本的に白い部分が広くなります。

アワくんはシングルファクターだと思います。

隱れハルクインのことですが、アワくんの片目はハルクインのような黒目のままで、もう片方の目にはグレイの虹彩の輪が出て来ていますね。
Dominant pied で、ハルクインの遺伝子を1個持っていると、このように片目にしか虹彩が出ないという説があります。(100%証明されているわけではないです。)
オッドアイですね、odd eye。実はうちのぴーたんも同じです。
格好良いですね！(親バカ)

dominant pied (single factor) / split for recessive pied
シングルファクター・ドミナントパイド・ハルクインスプリット

というのがアワくんのメインの品種です。

P-tan様 書き込みをありがとうございます。

時間のない中、的確なご回答をありがとうございます。
チークパッチの件、とても安心しました。

イエローフェース・オパーリン・ドミナントパイド、梵天
＆隠れハルクイン

必殺技みたいで、カッコいいです。
早速、お喋り練習の題材として教えてみました。

P-tan様の書き込みは、いつも的確で素晴らしく、心強く思っております。

アサさん、こんにちは。

確かにたくさん混じっていますね。
アワ太郎くんは、
イエローフェース・オパーリン・ドミナントパイドで、梵天でしょう。
ハルクインの遺伝子を隠し持っている可能性もあります。

今、あまり時間がないので、またあとで説明に来ますね。
あと、チークパッチの色が左右違うのは問題ないと思います。

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追記です。説明は明日、書きます。
今は、ご心配のチークパッチの件のみ、先に書いて行きますね。

ドミナントパイドの白いパイド(班)を作る遺伝の影響で、チークパッチが通常の紺色になったり、白銀色になったりするそうです。
アワくんのチーク、よく見ると、右側も紺色と白銀色が混じっていますよ。左側とは混じり具合が違うだけです。
ドミナントパイドで、右と左のチークパッチの色が違う写真は幾つか見たことがありますので、正常なことだと思います。
ちなみに、うちのぴーたんも、ドミナントパイドですが、チークは両方とも白です。

その他の詳細は後ほど。