2015年8月30日 6年飼育していたセキセイインコのキラリ(メス)を卵巣腫瘍で天国に見送りました。
2日前まで触れることができたあの子に触れられないことが悲しくてしかたありません。
あるペットショップがキラリとの出会いの場所でした。
もともと動物は大好きでしたがそれまでインコは飼った事がなく、飼いたいと思っていたわけではないのに自分への誕生日プレゼントに何か飼おうとペットショップに行きました。
そこでインコのヒナを見つけ、私の顔をじっと見る一羽をお迎えしました。その子がキラリです。
大きな病気もなくすくすく育ち、今年の3月までは元気そのものでした。しかし今年3月中旬に卵詰まりのような症状でかかりつけ医に通院。(余談ですがこの先生は九州圏内でもとても有名な小動物を診てくれる医師です)
保温/投薬で様子見をしてみるも産卵には至らず、4月に開腹手術で取り出すことになりました。
当日入院させ、手術が終わった報告電話を主人とハラハラしながら待っていました。
予定時間通りにその電話はきました。
「キラリちゃん、手術を終えました。非常に残念な結果をお伝えしなければいけないのですがレントゲンで写っていた影は卵ではなく卵巣腫瘍でした。また腫瘍が大きく危険と判断したため取り除く事が出来ませんでした」と伝えられました。
思ってもいなかった結果にただただ泣くばかり・・・。
翌日面会にいくとお腹に傷はあるものの粟の穂をついばみ、首をぶんぶん振っているいつもの姿を見ることができました。
治療方法としては緩和ケアを説明されました。
なんとか2度目の手術をして取り除くことは出来ないかお願いしてみましたが、年齢と体力、腫瘍の場所大きさを考えると手術中に命を落としてしまう可能性が高いといわれました。
自宅に帰ってきてからはいつもの様子で、お腹の傷は痛々しかったけどいつもの愛くるしいキラリそのものでした。
「このまま腫瘍とうまく付き合っていければもっともっと長生きしてくれるかも」と前向きに頑張ろうと思っていました。
ところが8月に入ってすぐお腹の腫れが目立つようになり、何度も何度も病院に連れていき、先生の力をお借りしながら治療を続けました。
お腹の腫瘍部分に水が溜まり立てない位になっていたため8月27日に水を抜く処置をしてもらいました。
翌日まではすごく元気で、数日前までうずくまっていたのが信じられないくらいにご飯もたくさん食べ、たくさん甘え、昔のキラリに戻ったようでした。
しかし水を抜いてから3日目、急に具合が悪そうにうずくまりご飯も食べなくなり、翌日病院に連れて行き点滴/強制給餌をしてもらいました。
病院から帰ってきてからも何とか自分でご飯を食べようとして頑張っていました。
その日の夜主人が仕事から帰宅し、主人とともにキラリの大好物のミカンをあげようとゲージのカバーを開けたところ、それまでゲージの奥にうずくまっていたキラリが出口のところまで自力で出てきていました。
私たちの顔を子供のころの顔で見上げた
次の瞬間、痙攣を起こし私の手の平の中で天国に旅立ちました。
最後にかけてあげた言葉は「もう無理しなくて良いよ。頑張れるなら頑張ってほしいけど、頑張れないなら無理しなくていいよ。今までありがとう。きらり大好きだよ」でした。
あまりにも急なさようならに涙が止まらず、主人と大号泣でした。
それで昨日火葬をしていただき、今はお骨となりいつものゲージの場所にいます。
6年間の思い出はあまりにも多く、涙はたくさん出るし今はまだ「大丈夫!!」とは言えないけど、不思議と心は穏やかです。
最後まで頑張って生きようとしていた姿。
最後に「よしみちゃん。のhんちゃん。私はもう逝くね。最後に抱っこして」と言わんばかりに頑張ってゲージの出口まで自力で歩いたキラリ。
きっと泣き虫夫婦のために最後の最後まで納得のいく形で見送らせてくれたのだと思います。
だから悲しいけど心が荒れることはなく、涙は出るけどキラリからの愛情を感じていられる。
ゲージからひょこっとのぞく顔。
首を大きく振って喜びを表現していた姿。
ブランコで寝ている寝姿。
お気に入りのハシゴに登って鏡を見ている後姿。
全部、ぜーんぶがキラリとの思い出。全部がキラリそのもの。
キラリー!!!
キラリがいてくれたから最高に楽しい愛情あふれる6年間を過ごせました。
あなたほど縁がある子なのだからまた私たち夫婦のもとに戻ってきてくれると信じています。
その時にはまた私の顔をじっと見つめてね?ぜったいにキラリだってわかるから。
また会える日を心待ちにしているよ。いったん暖かいところで休んで戻っておいでね。
最高の六年間をありがとう。必ずかえってくるんだよ。
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