野鳥・バードウォッチング トピック

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オーストラリア野鳥バードウオッチング

きいママ
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さて、このカテでいいんだろうか…

見てきたのは、一応、「野鳥」だし。
私は鳥見はまったくしたことがないど素人なんですが、参加したのは「バードウォッチングツアー」だし…

悩んだのですが、とりあえず、ここで場所をお借りしてスタートしてみます。
差支えがあるとご指摘がありましたら、カテを替えます。


事の起こりは、一年前。
当時大学四回生だった次女が、突然、就活はせず一年間オーストラリアで生活してみたいと言い出しました。
ええっ、そんな…⁉ っとひっくり返った私でしたが、はたと思いついて、
「オーストラリアね。それもいいかも。そしたら、お母さん、野生のインコやオウムを見に遊びに行けるねえ。通訳はあなたにしてもらえるし。」

…そのときは冗談だったんです。
何せ、私は海外旅行未経験。
加えて大の飛行機嫌いなので、国内でも車で行けるところしか行ったことがない。
うちにいる子たちのルーツ、野生のセキセイ・オカメ・キンカチョウの姿は見てみたいと憧れてはいましたが、海外旅行なんて、夢のまた夢。来世でも行きっこないと思ってました。

それが、なぜかとんとん拍子に事が進んでしまい、先月、絶対行くはずがないと思っていたオーストラリアに行くことができました。
ツアーはわずか三日間でしたが、想像を超えた鳥たちと自然の姿がそこにあって…


このまま時が過ぎれば忘れてしまう。
それはあまりにももったいないので、思い出を記録するためにこの場をお借りします。

撮影下手なので大した画像はありませんが、一緒におつき合いしていただければ、幸いです。

オーストラリア乾燥地帯(アウトバック)へ向かう車窓から

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コメント (37件)

※21~37件目

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きいママ

乾燥地帯での探鳥は、ここまで。

とても名残り惜しかったのですが、ここで乾燥地帯を後にして、いったんケアンズへの帰途につくことに。


帰り道にさしかかってしばらくして、運転していたガイドさんが空を見て
「あ、セキセイ!三羽いる!」と叫んだので、どこどこ?と私も空を見上げたのですが、
老眼のせいでしょうかやはり見えませんでした。




結局、この旅では、一番見たかったセキセイは見ることはできませんでした。
でも、なぜか、さほどがっかりはしない自分がいました。

野生のセキセイは放浪性が強いということを聞いていましたし、
会えなくても、きっとセキセイたちもこの二日間で出会った他の野鳥たちと同じく、
この大陸のどこかでたくましく暮らしているんだな、ということが実感できたからかもしれません。

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きいママ

池ではセキセイを見ることはできなかったので、場所を移動しました。


乾燥地帯では、池同様川も干上がっていて、地面が川の流れの形に削られて底の石などがむき出しになっているところが多いのですが、
到着した川は、日本でよく見る川のようにたくさん水が流れていました。

川岸に生えているユーカリの木は、草原で見るのよりずっと大きく、幹も太かったです。
我が家にも植えている「レッドリバーガム」という種類だそうで、何か嬉しくなりました。


ユーカリの木は、枝が根元から折れやすいそうで、折れて枝が落ちるとその跡に空洞ができます。
そのうろに、セキセイやそのほかの鳥たちが巣を作るため、ひょっとしたらここに営巣しているセキセイがいるかもしれない、ということでした。


セキセイが顔を出さないかな… と木々の幹をコツコツ叩きながらうろを覗いて回りましたが、どのうろも主はいないようでした。



セキセイは見れませんでしたが、サメクサインコを一羽、大きなユーカリの茂った葉の間に見ることができました。

ユーカリの木は大きくて、柳のようでした 折れた枝のあとにできた うろ

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きいママ

池から少し離れたところに、どこかの木を伐採したのでしょうか、枯れ枝が積み重ねられて人の背丈の半分ほどの小山になったところがありました。

そこから、小さな細い声が聞こえるので近づくと、カノコスズメが数羽
枝の間を出入りしていました。

飛び立った一羽は、何と足元2メートルほど先の地面に着地。

今度は絶対に写真を撮るぞ、と必死になってカメラをかまえ、何度かの失敗のあと
奇跡的に撮ることができました!


ミューミュー鳴く、独特の鳴き声が可愛かった…


翼の鹿の子模様が愛らしいカノコスズメ

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きいママ

>>ガク&ほーさん
目をとめてくださって、ありがとうございます。

申し訳ありません。
仕事で帰宅が遅いため、とりっちは平日は見たり見なかったりなんです。
なので、コメントをいただいているのに先ほどまで気がつきませんでした。
お返事が遅くなりましたこと、お許しください。

野鳥観察や撮影にお詳しいんですね。
私は初めにも書きましたように、鳥見は全くしたことがなく、バードウォッチングといえるのは今回の旅が初めてです。
素人なのに、このようなトピを立ててしまい、お恥ずかしいです。

だけど、オーストラリア乾燥地帯の風景の厳しさと美しさ、そしてその中でたくましく生き抜いている鳥たちの姿に圧倒されました。

一生の宝です。


機会がありましたら、ガク&ほーさんも、是非!

セキセイインコのことは、また後ほど書きますね。

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ガク&ほーちゃん

いろいろ観察できて素敵な旅ですね😆
私もオーストラリアに行きたくなりました。セキセイインコの群れ、見たいなあ。

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きいママ

以前「ダーウィンが来た」で放映され、初めて知ったトサカレンカク。

その後、花鳥園等でも見かけましたが、この池にも数羽住んでいて
そのときのように、長い大きな足でひょいひょいと蓮の葉を渡っていました。


よく見ると、いくら足が大きいからといって、いつまでも葉に乗っていられるというわけではないようで、乗ってしばらくすると体の重みで葉は沈んでしまいます。
でも、すっかり沈んでしまう前に次の葉に移る、ということを繰り返していました。

蓮の葉が小さかったからかな…




一時間半ほどこの水辺で待ちましたが、セキセイは現れませんでした。
その間ずっと、鳥たちの声が響く水辺で水鳥たちを眺めていましたが、全く飽きなかった。

いつまでもいたかったです。


しずむ、しずむ… よっこらしょ

(遠くからで、見にくくてすみません)

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きいママ

野生のキンカチョウとオカメインコは、見ることができました。
我が家の子で、あと残るはセキセイインコです。

そこで、翌朝は、セキセイインコが水を飲みにやってくる(かもしれない)という水辺で、朝早くから到着を待ちました。


昨日とはまた別の水場ですが、ここがまた、美しい場所でした。
風がなかったからか水面は鏡のようで、周りの風景がそのまま逆さまに映っていました。
その、水に映った木々や空、雲を時々揺らしながら、水鳥たちがあちこちで泳いだり
水にもぐったりしていました。


水のそばの木の茂みの中に、モリショウビンのつがいがいて、池をのぞいていました。
青い宝石と言われる日本のカワセミもいつか見たいと思っていたので、
それとは違うけど、初めて青いカワセミ科の鳥を見ることができて、うれしかった。

アオマメガンの背中のエメラルドグリーンに近い青色も綺麗でした。

まるで、絵画のようでした… モリショウビンは食事を探していたようです 背中の青が鮮やかだったアオマメガン

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きいママ

山火事が多く、栄養が少なく乾ききった乾燥地帯の土地では、固有種のユーカリ以外は
ほとんど育たない。
水が豊かなところでは巨木になるユーカリの木も、ここでは大きく育つことはできず
幹も細い。

その分、空がとても広い。
頭上に遙か彼方まで広がり、日本の数倍はあるように思えました。

夜は文字通り、満天の星。
天の川がはっきりと見えました。



翌朝は出発が早かったので、部屋を出るためにドアを開けると、ちょうど夜明けでした。
オレンジ色の朝焼けとだんだん明るくなっていく空に、しばらく見とれました。

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きいママ

>>ちゃぴさん。
目をとめてくださって、ありがとうございます。

そうなんですよ!
当たり前だけど、モモイロインコたちも、オーストラリアでは自然の中で生きている
ごく普通の「野鳥」でした。
分かってはいても、目の前を横切られたり車の横を並走するように飛ばれたりしたら、
一々感動してしまって夢の中の世界にいるようでした。

モモイロちゃんのことは、また後ほど書きたいと思っていますので、
よかったら見てくださいね。
週末更新ののろのろペースですので、いつになるかわかりませんが^^;

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ちゃぴ

すばらしい!
モモイロがそんなふうに、うろうろ?してるなんて。
感激です!

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投稿ID: tEh40mE3E3VQsETbFRBaKA

きいママ

池の対岸には、モモイロインコの群れが集まってきていて、
水際に降りて交代に水を飲んだり、池の上を旋回したりしていました。

青い水の上を羽ばたいて飛んでいるモモイロインコに夕日が当たると、
ピンクの羽根色がオレンジ色に変わり、鮮やかに輝いて美しかった。

水を飲み終わったモモイロたちは、次々に背後の木に移動。
木は、モモイロインコの花が咲いたようになりました。



たまに、去って行った群れからはぐれたモモイロちゃんがいたんですが、
必死に鳴きながら仲間を探して池の上を飛び回っていました。

すると、群れが消えていった遠くの空から、全く同じ声で応える声が聞こえ、
迷子モモイロちゃんはそちらの方向に飛んで行きました。

インコは、鳴き声で仲間とコミュニケーションを取ると聞いていましたが、納得でした。

水を飲むモモイロたち モモイロインコの木 あれ?一羽になっちゃった…

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きいママ

降水量が極端に少ない乾燥地帯。

雨期の間に何とかたまった水も、乾季に入ると小さな池からどんどん干上がり、
鳥たちは水が残っている大きな水辺に集まってくるそうです。

夕方、そういう水辺の一つを訪れました。


小さな湖といってもいいほど広く、池と周囲の風景がなんとも美しかったです。

水の上や岸辺のあちこちに鳥たちの群れが集まり、四方から聞こえてくるのは
水音と鳥の声と羽ばたきの音だけ。
自分も自然の中に溶け込んだような気がしました。


ペリカンは、ユーモラスな鳥だというイメージだったけど、泳ぐ姿はどことなく気品がありました。
水に浮かんだまま首を背中に埋めてぺしゃんこになって寝ているペリカンもいて、
かわいかったです。


奥の岸にはアカオクロオウムの群れがいて、にぎやかでした。(遠すぎて、撮れなかった)

向かう途中で出会ったアカオクロオウム 思ったよりたくさん水がありました ゆったり、優雅に泳ぐ ペリカン

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きいママ

オカメインコは、野生でもかなり臆病な鳥だそうです。
はるかかなたからでもこちらを見つけて、じっと見ているんです。
なので、あまり近くには近づくことができません。

何かが枝で動いてるな、というくらいまで時間をかけて近づいて、
望遠鏡をセットしてもらって、やっとはっきりと姿が見えました。


オカメノーマルの体色の意味が分かりました。見事な保護色!
こんなの素人じゃ見つけれっこない。


望遠鏡から見た野生のオカメちゃんは、やっぱりくりくりお目々の優しい顔をしていて、
ああ、うちのニッキちゃんの仲間たちがここにいた!と思ったら、胸が熱くなりました。

望遠鏡から覗いたオカメインコ

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きいママ

我が家にいる鳥たちの中の一羽、キンカチョウは目にすることがきました。

次は、オカメインコを見つけに場所を移動します。

葉の落ちた、枯れ枝のような木にとまっていると言われて、一生懸命それらしき木をさがしてたんだけど、一向に分からない。

ガイドさんが、「あそこに、いるいる!」
と数十メートル以上向こうの木を指さしてくれたんだけど、さっぱり見えない。
そろりそろりと、動いては止まり、また動いては止まり
…を繰り返して30メートルほどまで近づいたけど、やっぱり分からない。


老眼、ここに極まれり!?
でも、娘にも見えなかったらしいので、そのせいだけではないらしい。

  オカメインコを捜せ!

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きいママ

灌木が生える草原で、ウスユキバトとキンセイチョウ・キンカチョウ・カノコスズメなどを真近で目にしましたが、素早すぎて安物のデジカメと私の技術では写真は無理💦

でも、今までは飼い鳥としてケージの中で見ていた鳥たちが、まぎれもなく野鳥として
自然の中で生きている鳥たちなんだと思った一瞬でした。


そうこうしているうちに、インドナツメの木のとげとげの枝の中に、
使用済みだけどキンカチョウの巣を発見。
ガイドさんがセットしてくれた望遠鏡で、ようやくキンカチョウの写真が撮れました。

大きさは、市販の壺巣くらいでした 望遠鏡から覗いたキンカチョウ

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きいママ

私が見たオーストラリア乾燥地帯の風景は、地平線まで一面に広がるまばらなユーカリの木とその下にところどころ生えた枯れかかった草と、これだけはたくさんある蟻塚。

それ以外は何もない。

小さな町は点在していたけど、町が終わるとまた延々と赤い土とユーカリと蟻塚の世界が続く…


途中休憩や探鳥はありましたが、ようやくその日に宿泊する町に着いたときには、ケアンズのホテルを出発してから7時間が経っていました。



その夜、宿泊したホテルの食堂の壁にあったオーストラリアの地図でガイドさんが示してくれたのを見たら、オーストラリア大陸の横幅が40cmだとしたら、わずか1cmほどしかケアンズから内陸部に入ってないんですよね。

いかにオーストラリアは広大な国なのか、ちょっとだけですが実感しました。

蟻塚。もっと大きいものもありました。 カオグロモリツバメ

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きいママ

日本から飛行機で約7時間飛んで、到着した先は、オーストラリア北東部の町、ケアンズ。
参加したバードウォッチングツアーは、この町から始まりました。

ケアンズから、乾燥地帯(アウトバック)に向かう途中で立ち寄った町で、さっそくモモイロインコたちが民家横の空き地に集まっているのを発見。

見ていると、空き地から道路端へと歩き出しました。

もう、これだけで、私と娘は大興奮!
おしりを追いかけて行きたかった…

モモイロちゃんには、この旅で一番多く出会いました。

ごく普通の民家横の空き地です

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