大切なインコが迷子になって見つけたい。
こういった掲示板を見つけて書き込み、情報を載せたが、他に何をしたらいいのかわからない。
そんな方に、こうやって探す方法もあるのではないかとの提案です。
これまで私が見た再会の報告によると、近所の人から噂を聞いた、張り紙を見た方から連絡があった、迷子掲示板で繋がった、Twitterで情報が繋がった、警察に確認していたら届け出があった等、本当に様々です。

●Twitterでもインコの保護情報が拡散されていることがあります。
ペットを飼われておらず。こういった掲示板等を使う発想がない方でも『インコを保護した』『迷子らしいインコを見かけた』等の情報を投稿してくださっています。
Twitterで『インコ』『迷子』等の単語で検索するのも手段の一つです。
※これまでTwitterをやったことがない方
?まずメールアドレスを用意して、Twitterに登録
?Twitterの検索から『インコ』『#インコ』『迷子』『#迷子』で検索する
?そのまま過去の情報を探るのもいいでしょう
?Twitterでは同じように迷子インコを探している方やインコ愛好家がいらっしゃいます。そういった方をフォローしていって、インコ仲間を増やします。
?貴方も他の方の迷子情報や保護情報、目撃情報をRT（リツイート）して捜索の輪を広げてください。

●インコの迷子掲示板は複数あります。その全てをチェックするのは大変でしょうが、保護主さんが、どこの掲示板を利用するか分からないのですから、大切なインコを探している貴方が、全ての迷子掲示板を網羅するくらいの覚悟で探しだし、定期的に確認するべきでしょう。
保護情報を見かけたときに迷子情報を検索してみたら、それっぽい気もするけど、飼い主でないのでわからない、どうなんだろう？みたいな、種別カラー地域でニアなマッチングを見かけることもあります。
貴方は迷子の掲示板に辿り着いたのですから、ただ書き込んで報告を待つのではなく、ネットの検索機能を駆使して積極的に探しましょう。

※掲示板に迷子情報を書きこむ時はタイトルに、迷子になった県、インコのカラー、種類等を入れると分かりやすいと思います。（例）【神奈川県】黄色いセキセインコを探しています（ルチノー）
迷子の掲示板をご覧になっている方は、その書きこみの内容が、インコを探しているかインコを保護した報告か(あるいは保護できずの発見の報告)の、どちらかであろうことが分かっています。
『セキセイインコを探しています』『インコを逃がしてしまいました』等のタイトルを見ると（何色の？どこで？種類は？）って私は思います。
最も閲覧者の目につくタイトルで知らせるべきなのは、既に閲覧者が理解している二択や貴方の感情ではなく、一目で貴方のインコと他のインコを区別できる情報だと思います。
掲示板のタイトルを見るだけでカラーや種類、地域が分かることで、閲覧者は心当たりから不適合な情報をできるだけ除外できるので、記事をクリックする手間が省けます。
クリックしなきゃ内容がわからない記事は面倒だからスルーする。これは探している飼い主ほど切実でない保護主やその周辺の人々、私のような第三者の他人がとる行動としてはありえると思ってもらっていいと思います。
どんなインコをどこで探しているのかを、タイトルだけで理解してもらい（そういえば、そんな情報をどこか（噂やTwitter）で見かけたな）と思い出してもらうことで発見報告の可能性を少しでも高めることができると思います。
飼い主はできるだけ広くを探し、保護主にはピンポイントで貴方のインコの情報を見つけてもらう。
互いのやる気の違いを考えれば、相手から見つけやすく工夫することも大事だと思います。

●里親募集サイトで、迷子インコの里親を探している場合もあります。
迷子インコを保護したけれど、飼い主が見つからないため、保護主さんが里親を探しているパターンもあります。そういったサイトも定期的にチェックする必要があると思います。

https://www.pet-home.jp/birds/　（『ペットのおうち』）
http://torich.jp/　（『とりっち』の里親募集）

他にも探してみたらあるかもしれません。

●警察の『落し物検索』で警察に届けられた『生き物』を検索することも必要です。
警察に迷子のインコが届けられたら、自分のところに確認の連絡が来ると安易に考えてはいけないと思います。
一羽一羽のマッチング作業の煩雑さを考えれば、迷子インコが発見された時に連絡がくるのは、届け出の日付が近くて覚えていてくれた良心的な職員さんが気を利かせてくれた、とても運がいい事例と思うくらいで丁度いいかと思います。
自分から積極的に定期的に、新しい迷子インコ情報が警察に届けられていないか確認する努力をしなければ、たとえ貴方のインコさんが保護されて、警察に届けがあっても、連絡がないまま期限切れで里親さんに引き取られていくか、最悪の場合は再び迷子にさせられると認識するべきです。

●コンビニやスーパー等の近所の方に使われやすい施設にお願いして、カラー写真付の張り紙をお願いするのも手段の一つです。
案外近くで発見されているけれど、上手く情報が繋がっていない可能性はあると思います。
インコ好きな方でない場合は、ルチノーやパイドといっても分かりません。カラー写真があれば、知識がない方でも分かりやすいでしょう。

☆インコを探していることを発信して周囲に周知すること。○○さんがインコを探している等の口コミで繋がる可能性はあるのですから。
（私がインコ好きなことを知る友人から、ご近所さんがインコを迷子にさせたみたいで張り紙をみたという噂を聞いたことがあります。もし仮に私が迷子インコを発見したとしたら、友人に迷子インコを保護したから聞いてみてくれと報告するでしょう。貴方が行動すれば可能性は広がります。速やかに成果に繋がらなかったとしても、その行動は無駄ではないのです）

☆どんな小さな情報も積極的に拾っていくつもりで探すこと。

発見報告がないと、落ちこむでしょう。
私も大切なインコを迷子にさせてしまったことがあるので、無力感も悲しみも体験しました。
しかし複数の情報源を眺めていると、迷子インコさんが保護されても飼い主に保護情報が届いていない、飼い主さんがうまく情報をキャッチできていなさそうだと感じることが多々あります。

☆粘り強く多くの可能性を考慮して探すこと

人に慣れているインコさんなら、迷子になってすぐに保護されることもあるでしょうが、野良インコになる可能性もあります。
時間が経つと、どうせ違うのではないかと自信を失うかもしれませんが、保護主さんや、保管期限が切れたインコを保護してくれた里親さんが、再び逃がしてしまっての再保護の可能性もあることも考慮してください（これは荒唐無稽な想像ではなく実体験やネット上で見かけた話からありえる可能性と考えます）
インコを飼えない保護主さんから親切な里親さんへの譲渡＞再び迷子＞再保護のルートなら（小型だから、羽切されているから等の理由で）貴方のインコが移動するには遠いと思っても、人同士での受け渡し可能と思われる遠すぎない範囲なら貴方のインコさんの可能性は十分にありえると考えます。
※４０キロ以上離れているからうちの子ではないのではないかと疑ったが、実際に会ってみたら探していた子だったという例もあるので、距離だけで違うと決めつけるとチャンスを逃す可能性があります。

もしも保護宅から逃げ出しての再保護の場合は、保護主の方針によって、貴方の覚えのない羽切がされている可能性もあります。
時間が経っていれば羽の生えかわりで多少模様が変わっている可能性もあります。
近日中のことならともかく、ある程度の時間が経っている場合は、人伝で情報を聞いて決めつけるのではなく、カラーや性別が同じようなら実際に会って確認するのが懸命と思われます。
※ネットショッピングをしていると写真でこうだと思った色が必ずしも実物と同じとは限らないことが分かります。ろう膜の色や持っていない色があるなどのはっきりした情報以外は、光の加減や角度（自然光か蛍光灯かでも色味は違って見えます）、写真を撮った環境、貴方が写真を見ている環境（モニターの明度が違うだけでも印象は変わってきます）に左右されることも考慮してください。

本来なら迷子インコは拾得物として警察に届けなければならないのですが、深く考えられず拾ったからそのまま飼うつもりで警察に届けられていない場合や、保護したけれど自分では飼えない事情があるため、飼い主が見つからないと思えば、すぐに預けられる里親を探してしまうこともあるようです。
できる限り素早く広範囲の情報を収集して、インコを探していることを周囲に周知することが大切なことだと思いました。

貴方がインコさんとの再会を願うなら、どうか幸運を待つだけではなく、あらゆる手段を行使して、積極的に忍耐強く探してあげてください。