yaofukashi
最近TVコマーシャルの影響で私は逆流性食道炎ではないでしょうか?と言われ
る患者さんがたびたび来られます。
先日もある中年女性に聞かれました。
「先生にこんなことを言って失礼かもしれませんが、私の症状はテレビでやって
いる逆流性食道炎ではなかったかと思うのですが。気になって仕方がありません
。素人考えかもしれませんが、調べて貰えませんか?」
「えっ、あなたは逆流性食道炎でそのための薬を飲んでいるんですよ。逆流性食道炎
内視鏡して
薬始めましたよね。あれは逆流性食道炎の薬なんです。」
「へぇ〜そうだったんですか。」
びっくりしました。
内視鏡写真を見せながら食道と胃のつなぎ目がゆるくて胃酸が上がってきていま
すから、食道の粘膜が赤くなって荒れてますね。逆流性食道炎です。そのための
胸やけや痛みですからお薬をきちんとのんでくださいね。と詳しく説明したので
すが……。難しい専門用語を使わずにきちんと説明したつもりでしたが、ちゃん
と伝わっていなかったようです。不徳の致すところで大いに反省しました。
しかしマスメディアの力はすごいですね。あんなふざけたCMでごく短時間で
すごい影響力。
おそるべし ”逆流性食道炎 ”のCM!!
誤解されないように付け加えさせて頂きます。
逆流性食道炎は恐ろしい病気でも何でもありません。
軽い場合は治療の必要もありませんし、症状が強くても薬を飲むだけできれいに
症状はおさまります。欧米に多い逆流性食道炎ですが、日本人にも増えています。
1970年代には3%前後だったのが、最近では20%に達し、
そのうち、10分の1は治療が必要とみられています。
日常的に胸焼けや、口の中やのどが酸っぱく感じる方は
逆流性食道炎の疑いがあります。
逆流性食道炎は、胃の酸や内容物が食道に盛んに逆流して発症します。
胸焼けや胸痛、食道炎など症状は多様です。
中高年の肥満男性や越が曲がった高齢女性に多いことが
GERD研究会の調査で確認されています。
いずれも胃が圧迫されて、食道から胃への入り口にある
横隔膜や括約筋が緩み、胃酸が逆流しやすい。
食道の粘膜は強い酸にさらされて炎症を起こします。
胃がんが減ると、逆流性食道炎が増えるという、相関関係も
次第に分かってきました。
また、肥満や骨粗しょう症が逆流性食道炎を誘発し、
食べ過ぎ、高脂肪食も原因になることもわかっています。
不快な症状は一定ではありません。
胸焼けだけでは、誤診される恐れもあります。
肥満や腰曲がりに、食後の症状悪化、不眠が伴えばGERDの可能性が高いです。睡眠時無呼吸症候群というのは、近年とても沢山の人が悩んでいる症状といえます。睡眠時無呼吸症候群になってしまっている人は寝ている間にしっかりと酸素が体の中に入っていきませんから、その分内臓の働きが低下してしまっていることがあります。
これが原因となってしまい、逆流性食道炎になってしまうということがあるのですが、逆流性食道炎 専門医
睡眠時無呼吸症候群の人が横を向いて寝ると症状が改善されると言われています。
しかし、逆流性食道炎になってしまっている人は横向いて寝てしまうと反対に気持ちが悪くなってしまうということもあるので、できれば仰向けで寝た方が良いと言われています。
そうなると今度は無呼吸症候群の症状が出てしまうし、どうすれば良いのかわからなくなってしまいますね。
そういった場合にはできるだけ枕を高くして寝るようにすると良いと思います。
枕には頭だけを乗せるのではなくて、肩から枕の上に乗るようにすると睡眠時無呼吸症候群の症状も改善できるし、逆流性食道炎の症状も改善することができると思います。
また、睡眠時無呼吸症候群の症状にしても、逆流性食道炎にしても体の中に脂肪が多かったりすることで引き起こされているということが考えられますから、当てはまる人の場合には少しずつでもダイエットに取り組むようにすると良いかもしれません。
急激なダイエットというのは体に負担をかけてしまいますから、ゆっくりと自分のペースで体重を落としていくようにすると2つの症状を軽減していくことができると思います。
睡眠時無呼吸症候群の人は無呼吸になってしまった時に無意識に苦しいので体勢を変える事がありますが、それが原因で、今度は胃酸が逆流してしまい気持ちが悪くて目が覚めてしまうようなことがあります。http://fukashi.jp/