野鳥・バードウォッチング トピック
オーストラリア野鳥バードウオッチング
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さて、このカテでいいんだろうか…
見てきたのは、一応、「野鳥」だし。
私は鳥見はまったくしたことがないど素人なんですが、参加したのは「バードウォッチングツアー」だし…
悩んだのですが、とりあえず、ここで場所をお借りしてスタートしてみます。
差支えがあるとご指摘がありましたら、カテを替えます。
事の起こりは、一年前。
当時大学四回生だった次女が、突然、就活はせず一年間オーストラリアで生活してみたいと言い出しました。
ええっ、そんな…⁉ っとひっくり返った私でしたが、はたと思いついて、
「オーストラリアね。それもいいかも。そしたら、お母さん、野生のインコやオウムを見に遊びに行けるねえ。通訳はあなたにしてもらえるし。」
…そのときは冗談だったんです。
何せ、私は海外旅行未経験。
加えて大の飛行機嫌いなので、国内でも車で行けるところしか行ったことがない。
うちにいる子たちのルーツ、野生のセキセイ・オカメ・キンカチョウの姿は見てみたいと憧れてはいましたが、海外旅行なんて、夢のまた夢。来世でも行きっこないと思ってました。
それが、なぜかとんとん拍子に事が進んでしまい、先月、絶対行くはずがないと思っていたオーストラリアに行くことができました。
ツアーはわずか三日間でしたが、想像を超えた鳥たちと自然の姿がそこにあって…
このまま時が過ぎれば忘れてしまう。
それはあまりにももったいないので、思い出を記録するためにこの場をお借りします。
撮影下手なので大した画像はありませんが、一緒におつき合いしていただければ、幸いです。
オーストラリア乾燥地帯(アウトバック)へ向かう車窓から
投稿ID: rGralyAq61xTgHlB7tDsyA
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- 投稿者:きいママさん
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私が見たオーストラリア乾燥地帯の風景は、地平線まで一面に広がるまばらなユーカリの木とその下にところどころ生えた枯れかかった草と、これだけはたくさんある蟻塚。
それ以外は何もない。
小さな町は点在していたけど、町が終わるとまた延々と赤い土とユーカリと蟻塚の世界が続く…
途中休憩や探鳥はありましたが、ようやくその日に宿泊する町に着いたときには、ケアンズのホテルを出発してから7時間が経っていました。
その夜、宿泊したホテルの食堂の壁にあったオーストラリアの地図でガイドさんが示してくれたのを見たら、オーストラリア大陸の横幅が40cmだとしたら、わずか1cmほどしかケアンズから内陸部に入ってないんですよね。
いかにオーストラリアは広大な国なのか、ちょっとだけですが実感しました。
投稿ID: rGralyAq61xTgHlB7tDsyA
- 投稿者:きいママさん
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我が家にいる鳥たちの中の一羽、キンカチョウは目にすることがきました。
次は、オカメインコを見つけに場所を移動します。
葉の落ちた、枯れ枝のような木にとまっていると言われて、一生懸命それらしき木をさがしてたんだけど、一向に分からない。
ガイドさんが、「あそこに、いるいる!」
と数十メートル以上向こうの木を指さしてくれたんだけど、さっぱり見えない。
そろりそろりと、動いては止まり、また動いては止まり
…を繰り返して30メートルほどまで近づいたけど、やっぱり分からない。
老眼、ここに極まれり!?
でも、娘にも見えなかったらしいので、そのせいだけではないらしい。
投稿ID: rGralyAq61xTgHlB7tDsyA
- 投稿者:きいママさん
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オカメインコは、野生でもかなり臆病な鳥だそうです。
はるかかなたからでもこちらを見つけて、じっと見ているんです。
なので、あまり近くには近づくことができません。
何かが枝で動いてるな、というくらいまで時間をかけて近づいて、
望遠鏡をセットしてもらって、やっとはっきりと姿が見えました。
オカメノーマルの体色の意味が分かりました。見事な保護色!
こんなの素人じゃ見つけれっこない。
望遠鏡から見た野生のオカメちゃんは、やっぱりくりくりお目々の優しい顔をしていて、
ああ、うちのニッキちゃんの仲間たちがここにいた!と思ったら、胸が熱くなりました。
投稿ID: rGralyAq61xTgHlB7tDsyA
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
降水量が極端に少ない乾燥地帯。
雨期の間に何とかたまった水も、乾季に入ると小さな池からどんどん干上がり、
鳥たちは水が残っている大きな水辺に集まってくるそうです。
夕方、そういう水辺の一つを訪れました。
小さな湖といってもいいほど広く、池と周囲の風景がなんとも美しかったです。
水の上や岸辺のあちこちに鳥たちの群れが集まり、四方から聞こえてくるのは
水音と鳥の声と羽ばたきの音だけ。
自分も自然の中に溶け込んだような気がしました。
ペリカンは、ユーモラスな鳥だというイメージだったけど、泳ぐ姿はどことなく気品がありました。
水に浮かんだまま首を背中に埋めてぺしゃんこになって寝ているペリカンもいて、
かわいかったです。
奥の岸にはアカオクロオウムの群れがいて、にぎやかでした。(遠すぎて、撮れなかった)
投稿ID: jNY54ih37jSBW6xQHjrtYA
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
池の対岸には、モモイロインコの群れが集まってきていて、
水際に降りて交代に水を飲んだり、池の上を旋回したりしていました。
青い水の上を羽ばたいて飛んでいるモモイロインコに夕日が当たると、
ピンクの羽根色がオレンジ色に変わり、鮮やかに輝いて美しかった。
水を飲み終わったモモイロたちは、次々に背後の木に移動。
木は、モモイロインコの花が咲いたようになりました。
たまに、去って行った群れからはぐれたモモイロちゃんがいたんですが、
必死に鳴きながら仲間を探して池の上を飛び回っていました。
すると、群れが消えていった遠くの空から、全く同じ声で応える声が聞こえ、
迷子モモイロちゃんはそちらの方向に飛んで行きました。
インコは、鳴き声で仲間とコミュニケーションを取ると聞いていましたが、納得でした。
投稿ID: jNY54ih37jSBW6xQHjrtYA
- 投稿者:ちゃぴさん
すばらしい!
モモイロがそんなふうに、うろうろ?してるなんて。
感激です!
投稿ID: tEh40mE3E3VQsETbFRBaKA
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
>>ちゃぴさん。
目をとめてくださって、ありがとうございます。
そうなんですよ!
当たり前だけど、モモイロインコたちも、オーストラリアでは自然の中で生きている
ごく普通の「野鳥」でした。
分かってはいても、目の前を横切られたり車の横を並走するように飛ばれたりしたら、
一々感動してしまって夢の中の世界にいるようでした。
モモイロちゃんのことは、また後ほど書きたいと思っていますので、
よかったら見てくださいね。
週末更新ののろのろペースですので、いつになるかわかりませんが^^;
投稿ID: jNY54ih37jSBW6xQHjrtYA
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
野生のキンカチョウとオカメインコは、見ることができました。
我が家の子で、あと残るはセキセイインコです。
そこで、翌朝は、セキセイインコが水を飲みにやってくる(かもしれない)という水辺で、朝早くから到着を待ちました。
昨日とはまた別の水場ですが、ここがまた、美しい場所でした。
風がなかったからか水面は鏡のようで、周りの風景がそのまま逆さまに映っていました。
その、水に映った木々や空、雲を時々揺らしながら、水鳥たちがあちこちで泳いだり
水にもぐったりしていました。
水のそばの木の茂みの中に、モリショウビンのつがいがいて、池をのぞいていました。
青い宝石と言われる日本のカワセミもいつか見たいと思っていたので、
それとは違うけど、初めて青いカワセミ科の鳥を見ることができて、うれしかった。
アオマメガンの背中のエメラルドグリーンに近い青色も綺麗でした。
投稿ID: WvQ7nFNb5oXxc/ebW3KMaw
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
以前「ダーウィンが来た」で放映され、初めて知ったトサカレンカク。
その後、花鳥園等でも見かけましたが、この池にも数羽住んでいて
そのときのように、長い大きな足でひょいひょいと蓮の葉を渡っていました。
よく見ると、いくら足が大きいからといって、いつまでも葉に乗っていられるというわけではないようで、乗ってしばらくすると体の重みで葉は沈んでしまいます。
でも、すっかり沈んでしまう前に次の葉に移る、ということを繰り返していました。
蓮の葉が小さかったからかな…
一時間半ほどこの水辺で待ちましたが、セキセイは現れませんでした。
その間ずっと、鳥たちの声が響く水辺で水鳥たちを眺めていましたが、全く飽きなかった。
いつまでもいたかったです。
(遠くからで、見にくくてすみません)
投稿ID: WvQ7nFNb5oXxc/ebW3KMaw
- 投稿者:ガク&ほーちゃんさん
いろいろ観察できて素敵な旅ですね😆
私もオーストラリアに行きたくなりました。セキセイインコの群れ、見たいなあ。
投稿ID: RfNQyPndVG2H/2rjQCcyEg
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
>>ガク&ほーさん
目をとめてくださって、ありがとうございます。
申し訳ありません。
仕事で帰宅が遅いため、とりっちは平日は見たり見なかったりなんです。
なので、コメントをいただいているのに先ほどまで気がつきませんでした。
お返事が遅くなりましたこと、お許しください。
野鳥観察や撮影にお詳しいんですね。
私は初めにも書きましたように、鳥見は全くしたことがなく、バードウォッチングといえるのは今回の旅が初めてです。
素人なのに、このようなトピを立ててしまい、お恥ずかしいです。
だけど、オーストラリア乾燥地帯の風景の厳しさと美しさ、そしてその中でたくましく生き抜いている鳥たちの姿に圧倒されました。
一生の宝です。
機会がありましたら、ガク&ほーさんも、是非!
セキセイインコのことは、また後ほど書きますね。
投稿ID: WvQ7nFNb5oXxc/ebW3KMaw
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
池ではセキセイを見ることはできなかったので、場所を移動しました。
乾燥地帯では、池同様川も干上がっていて、地面が川の流れの形に削られて底の石などがむき出しになっているところが多いのですが、
到着した川は、日本でよく見る川のようにたくさん水が流れていました。
川岸に生えているユーカリの木は、草原で見るのよりずっと大きく、幹も太かったです。
我が家にも植えている「レッドリバーガム」という種類だそうで、何か嬉しくなりました。
ユーカリの木は、枝が根元から折れやすいそうで、折れて枝が落ちるとその跡に空洞ができます。
そのうろに、セキセイやそのほかの鳥たちが巣を作るため、ひょっとしたらここに営巣しているセキセイがいるかもしれない、ということでした。
セキセイが顔を出さないかな… と木々の幹をコツコツ叩きながらうろを覗いて回りましたが、どのうろも主はいないようでした。
セキセイは見れませんでしたが、サメクサインコを一羽、大きなユーカリの茂った葉の間に見ることができました。
投稿ID: WvQ7nFNb5oXxc/ebW3KMaw
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
乾燥地帯での探鳥は、ここまで。
とても名残り惜しかったのですが、ここで乾燥地帯を後にして、いったんケアンズへの帰途につくことに。
帰り道にさしかかってしばらくして、運転していたガイドさんが空を見て
「あ、セキセイ!三羽いる!」と叫んだので、どこどこ?と私も空を見上げたのですが、
老眼のせいでしょうかやはり見えませんでした。
結局、この旅では、一番見たかったセキセイは見ることはできませんでした。
でも、なぜか、さほどがっかりはしない自分がいました。
野生のセキセイは放浪性が強いということを聞いていましたし、
会えなくても、きっとセキセイたちもこの二日間で出会った他の野鳥たちと同じく、
この大陸のどこかでたくましく暮らしているんだな、ということが実感できたからかもしれません。
投稿ID: WvQ7nFNb5oXxc/ebW3KMaw
- 投稿者:ガク&ほーちゃんさん
御返事ありがとうございました。セキセイインコは残念でしたね(_) でも、このトピは私には少年の頃の憧れが思い出せてもらえて凄く刺激になりましたよ。あのころ、オーストラリアの半砂漠地帯を飛ぶ原種のセキセイインコの群れを見たかったですよね〜。今はオキナインコも見に行きたいかな。まだ旅行記は続きますか?であれば楽しみにしていますね。それでは。
投稿ID: TtrIQ7kuQDob9CnozcOVpA
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
>>ガク&ほーさん
書き込みありがとうございます。
私も、オーストラリアへの憧れが芽生えたのは、セキセイインコの大群が大空を旋回し
水辺に舞い降りる動画を観たことからでした。
セキセイインコは、私が一番多く一緒に過ごした鳥です。
今我が家にいる鳥たちの中で、一番古くからいるのもやはりセキセイで、
「飼い鳥」というより「相棒」的存在です。
なので、今回のツアーに申し込んだ時も、
第一希望は野生のセキセイを見ることだったんですが、
さまざまな鳥たちの姿を見ているうちに、自分の希望にこだわることは小さなことのような気がしてきました。
厳しい自然の中で生活している鳥たちに、人間の都合でいつでも会えるわけがない、と思ったんです。
オーストラリア乾燥地帯での記録はここまでですが、ツアーはあと一日ありましたので、
もう少しその思い出を書かせてもらおうと思います。
拙い記録ですが、良かったらまた見てくださいね。
投稿ID: WvQ7nFNb5oXxc/ebW3KMaw
- 投稿者:きいママさん
- トピ主
バードウォッチングツアーの最終日。
この日は、ケアンズ近辺の高原を中心に、鳥たちを探して回りました。
このあたりは、乾燥大陸オーストラリアでは珍しく降水量が多く、
気候も熱帯雨林気候に属するところが多いそうです。
なので、乾燥地帯とはうって変わって、緑豊かで木々が茂り、
草原も青々としていました。
小さな町にさしかかると、道沿いの家の屋根の向こうに、
ひらひらと飛ぶ数羽の白い鳥が見えました。
その姿を追って、角を曲がって進むと、そこには広々とし耕作地が広がっており、
そのずっと向こうの端に、たくさんのアカオクロオウムとキバタンが群がっているのが
見えました。
車から降りて、双眼鏡で眺めていると、キバタンの群れの一部がこちらに移動してきました。
一斉に飛び立ち翼をひるがえしながら飛ぶ姿は、白い蝶の群れのようにも見えましたが、
近づいてくると、その体の大きさや黄色の冠羽などがはっきりと見てとれました。
総勢400羽近く。
空を舞う姿は、圧巻でした。
耕作地の上を舞う キバタンの群れ
投稿ID: WvQ7nFNb5oXxc/ebW3KMaw
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